［日本サン石油］RACING&SPORTS 10W-40

レース用ではありつつストリートユースできる高耐久性を重視

3名様

日本サン石油が取り扱うアメリカのSUNOCO(スノコ)は、海外オイルブランドで唯一、1996年から国内自社工場での開発・製造を行なっているオイルメーカーだ。もともと日本サン石油はSUNOCOのアジア地域の拠点として設立されたという経緯があり、高い技術力をもってモータースポーツや産業界など多岐に渡る業界に良質なオイルを供給し続けている。

そのSUNOCOブランドの4サイクルバイク用エンジンオイル「REDFOX RACING & SPORTS」は、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8耐などでの実績のあるレーシングオイルとなっている。レーシングオイルというと高性能・高耐熱性の代償として短寿命で交換が必須というイメージを持たれがちだが、ストリートユースにも十分対応できる耐久性を持たせているのが特徴だ。

これはオールエステルベースの全合成オイルとし、ノンポリマー仕様としたことでせん断による粘度低下を起こしにくく、性能を高次元で維持できるようになったため。これによりレーシングオイルとしてすぐれた潤滑性能を発揮し、摩耗性も少なく、あらゆる状況下でエンジンを保護する高性能を発揮できる設定としている。

また、ブレンド・コンセプトにより、異なる粘度をブレンドすることで粘度をセッティング可能。サーキットやコンディション、気候や季節、マシンなどに合わせて最適な粘度設定にもできるように設計された。今回は10W-40を提供するが、同社15W-50との組み合わせでグレードとしては10W-40相当でも温度ごとに粘度が微妙に違うオイルを作る、なんてことも可能だ。同社ウェブサイトでは『混合粘度チャート』が公開されているので、それを参考に自分だけのオイルを作ることにトライしてみてもいいだろう。